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第2回「匠の技と道具」ビデオ研究会を以下の日時・場所にて行います。
会員以外の参加も歓迎いたします。
お知り合いをお誘い合わせのうえ、ふるってご参加ください。

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日時:8月15日(土)15時〜17時
会場 宝塚造形芸術大学東京新宿キャンパス4F405教室
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内容:「彩りをかざる」  
    木象嵌重要無形文化財(各個指定)保持者秋山逸生(千葉県)
   「能の心を打つ」 
    能面製作修理指定保存技術保持者長沢氏春(京都府)
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参加費:500円程度(資料代等)


なお……、
当日は、研究会終了後ひきつづき、
同じく新宿のリビングデザインセンターOZONE6F・リビングデザイン
ギャラリーで開催されている、小山豊会員の展覧会、
<< kingyo, kingyo, kingyo---小山豊とK-poolプロジェクト
---オトナもコドモも金魚に学ぶクリエーション—>> 展(※)
の見学会を行います。その後、小山豊氏を囲んで懇親会を行う予定です。


■申込みは、8月14日金曜日までに
 道具学会事務局までメールでお申し込みください。
 info【at】dougu-tools.com
 (【at】の部分を@に置き換えて送信してください

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※<< kingyo, kingyo, kingyo……>> 展の会期は、以下のとおりです。
2009年8月15日(土)〜9月1日(火)(10:30〜19:00) 
水曜日(祝日を除く)休館 
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by douguhoukoku | 2009-07-30 00:14 | 見学会・研究部会のお知らせ
たいへん勝手ながら、
8月12日(水)と13日(木)は、夏期休業とさせていただきます。

この間、電話での応答はできませんので、
ご用の際には、留守電にメッセージをお残しくださるか、
あるいは、FAXかEメールにて、ご連絡くださいますようお願いいたします。
休み明けの出勤日(水・木)に処理させていただきます(※)。

※至急のご用の際には、Eメールでご連絡ください。
 Eメール:info【a】dougu-tools.com
     (【a】を@に置き換えてお送りください。)


from 事務局
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by douguhoukoku | 2009-07-28 00:10 | 事務局からの業務連絡
大沢匠理事より、7月の四丁目倶楽部の報告です。

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7月の四丁目倶楽部は、
6月に山口会長が出演して道具を語った関西のTV番組「ビーバップハイヒール」を
鑑賞する会をいつものNELSONS BAR 3階で開催しました。

ハコモノ研の小山さんが録画したくれたDVDを、浜中さんのPCに入れて無事放映。
会長は検査入院している病院から脱出(許可の上)して参加してくれました。

会長は自分の言葉がカットされていることにご不満で、
「TVの世界はあちらの世界」というような事を前置きしてくれましたが、
なんのなんのとても存在感がありました。

「道具学会会長」と紹介されたことで、学会の知名度はアップしたに違いありません。
なんと、この番組は深夜枠にもかかわらず、12%の視聴率なのですから。

当日は久し振りに会長の顔を見たいという会員も参加して盛況でした。
山口会長ご苦労様でした。

報告:大沢匠 
撮影:小巻
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by douguhoukoku | 2009-07-27 23:46 | ■終了イベントのREPORT
6月の四丁目倶楽部は、第2回めとなる「復興建築見学会」。
好評を博した「中央区編」にひきつづき、今回は「台東区編・前編」。
横川会員からのリポートです。

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「東京の現代建築には様式がない。美しくない」---知人のベルギー人が呟いた。
江戸っ子としては「てやんでぇ」の一つも言いたくなるのが情というもの。
そもそも、インターナショナルスタイルを唱えて様式を否定したのは
ヨーロッパ人ではないか。しかし、残念ながらそれ以上の反論が思いつかぬ。

 独り悶々としていた折りに参加した、今回の台東区復興建築見学会。
様式をベースに、審美性追求に労を厭わぬ、天晴れな作品群がそこにはあった。
東京も捨てたもんじゃない。どうだ。

 最初に訪れた元町公園は、今では稀少な復興小公園である。
優美な曲線のカスケード (水階段)。マチュピチュ像台座の造形的な石組み。
更には分離派風の滑り台。まるで音に聞くチボリ公園の如し。
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 東大キャンパスも面白い。一見統一感のあるゴシック系校舎群。
ディテールを注視すると一転、ライトの弟子・内田祥三と、
分離派の旗手・岸田日出刀とが、意地の火花を散らしている。
最高学府の裏の顔は、実に人間臭い。表には和を以て貴しと為し、
裏でこっそりあっかんべえをする心意気、まことに天晴れである。

 小建築もあなどれない。上野山西麓・池之端の忍旅館は、
何と木造四階建ての違法建築。しかも登録文化財。上野山といえば、
薩長勝利の記念碑的聖地だ。その麓で、ブロンズ化した官軍参謀の
目を盗むかのように、ひっそりとお上をおちょくっている。粋な根性だ。
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 一方本郷のエチソウビルは、れっきとしたルネサンス風。
なのに何故か左右非対称。パッラーディオ翁が見たら失神するだろう。
江戸の洒落っ気が生み出す、くずしの美学がここにはある。
欧州近代の巨匠が様式との決別に血眼になっていたその刹那、
帝都の工匠は様式を肴に、それをくずすことで粋な審美性を追求していたのだ。

 最後に訪れた同潤会上野下アパートメントは、変化に富んだ構成、
キャンティレバーによる凹凸感と、実に表情豊か。ここもゆくゆくは
取り壊しの運命にあるのだろうか。文化生活を象徴する夢の集合住宅も、
今は何の将来的役割も期待されていない。それでも住民は健在だ。
経済優先で審美性を喪失しつつある今こそ、こんな「生きた廃墟」の
哀愁美を見守り保存していくゆとりが欲しい。
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 復興建築からは、昭和庶民の文化生活に対する憧憬が感じられる。
この憧憬が戦後の電化生活が生み、今日の審美性喪失を招いたと言えなくもない。
しかしまあそれはそれで、復興建築は確かに粋で美しい。
その審美性に拘った先人の心意気に思いを馳せ、現代建築の品格を再考する事が、
復興建築の前向きな鑑賞法とは言えまいか。


報告:横川超
撮影:深谷健司(ただし、分離派風の滑り台(撮影:横川超)をのぞく)
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※なお「台東区編・後編」は、秋に催行予定です。
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by douguhoukoku | 2009-07-25 23:17 | ■終了イベントのREPORT
7月11日(土)、「匠の技と道具」ビデオ研究会がはじまりました。
毎月1回、場所は、宝塚造形芸術大学東京新宿キャンパス4階405号室。

第1回は、
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■「竹と語り美を編む」
  竹工芸重要無形文化財(各個指定)保持者飯塚小カン斎(群馬県)、
■「歴史の美を守る」
  木造彫刻修理指定保存技術 保持団体財団法人美術院(京都府)
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の、各々25分ものの紹介映像。
但し今から20年以上(1987年)前の撮影、
「極める」というタイトルがついており、
サブタイトルで「竹と語り美を編む」、「歴史の美を守る」でした。

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まずは竹工芸品の美しさを再確認。そして、飯塚氏によると、
つらい修業を乗り越えられたのは、たかが竹細工とおもっていたのが
正倉院に1000点以上の竹工芸品があったことがわかって、
それから仕事に誇りを持つことができ続けられたとのことだった。

名人でも竹ひごが折れないようにと拝みながら編むという。
それは名人がいっていた「自然に生えていた時の美しい竹、その命を絶つ
ということは、その美しさをもって別なものに生きかえらせることを
使命としている」という心の表れか。

また、竹工芸は材料を作ることが大事で、
真直ぐな真竹、青竹は使わず、油を抜いたさらし竹をつかう。
竹割りは、手作りのゲージを使って作業するのだが、
これがきれいに等間隔でスッと割れていく。

竹は同じ幅でスッと割れるものかとやったことはあるものの、
巧くいかない。
竹を割ったようなとは、真直ぐな、さっぱりとしたなどの意味があるけど、
実際は節のあたりで少し曲がる(やな性格)。
腕のなさを棚に上げ、
道具や腕(経験)以前に竹選びの段階から違うんだと気がついた。

つづいて美術院での仏像の補修。
彩色のいろんな意味での難しさを考えさせられた。
経年変化による退色や剥落した箇所の補修に関して当時の色を付けていくのか、
古色しあげにしていくのかなど。
以前、複製品の彩色をみたことがあるが、
やはり同じ様な判断の難しさはあったと思う(複製の場合は発注者しだいだと思うが)。

また仏像を包む作業を観ていて
自分の経験の中にある薄葉紙(雁皮紙)の使われかたを思い出し、
「そうだ和紙って綿を使って蒲団になったり、包む紐になったりしたんだ」
と思いながら2本観終わって少し休憩。

鑑賞し終わったあといろいろな思いが巡る中、
山口会長よりモンスーンアジアの竹文化から柱、床、壁すべて竹で囲まれている
住居の話、竹の性質と根性、とにかく部品にしやすいの話があった。
ほか真竹と孟宗竹の見分けかたなど、話は広がっていった。

報告:小俣邦夫
撮影:榎本裕子(事務局)
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by douguhoukoku | 2009-07-23 09:54 | ■終了イベントのREPORT

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