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道具学会・イベント通知&報告/事務局からのお知らせ

道具学会が開催するイベント通知&事務局からの各種お知らせ用ブログです。公式サイト(https://douguology.jp/)、Facebookもご覧ください。


by douguhoukoku

■第2回ビデオ研究会(8月15日開催)の報告

第2回ビデオ研究会が以下の日時・会場で開催されました。
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開催日時:8月15日(土)15時〜17時
@ 宝塚造形芸術大学東京新宿キャンパス4F405教室
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内容:「彩りをかざる」  
    木象嵌重要無形文化財(各個指定)保持者秋山逸生(千葉県)
   「能の心を打つ」 
    能面製作修理指定保存技術保持者長沢氏春(京都府)
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■第2回ビデオ研究会(8月15日開催)の報告_f0205340_41609.jpg

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参加者からのREPORT

「彩りをかざる」
木象嵌の製作過程を視ることが出来ました。
下絵描き、鳥軸で調整、美濃紙に写し、銅で型を作り、金を毛引き加工、
夜行貝等を埋め込み、取付、墨による仕上げ磨き。
細かい作業をするのに刃物の先をいろいろと工夫し、繊細であり、
また根気のいる(繰り返し作業の多い)仕事であることがわかりました。

「能の心を打つ」
製作するのに、お手本として古い能面を購入し研究したとのこと。
視てわかったことは、古い面も昔から古色を付けていたことだった。
映像は小面の製作風景。下塗りは胡粉を膠で溶いてぬり、
仕上げは薄い顔料を何回も塗っていく。
きれいに仕上がった面に今度は傷を付け汚しの作業がはじまる。
古色(汚し)を付けることでさらに面がいきてきた。古色付けも大事な仕事だ。
観終わったあと、何方かが演者の顔が面からでているのを観て大きさの話がでましたが、
演者の顎がでるのが特徴の仮面とか。

報告:小俣邦夫
撮影:小巻
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研究会終了後、同じく新宿のリビングデザインセンターOZONE6F
リビングデザインギャラリーで開催の、小山豊会員の展覧会、
<< kingyo, kingyo, kingyo---小山豊とK-poolプロジェクト---オトナも
コドモも金魚に学ぶクリエーション—>> 展におじゃましました。
(こちらの報告は・・・次号『道具学会News』に掲載予定です)

■第2回ビデオ研究会(8月15日開催)の報告_f0205340_4164725.jpg■第2回ビデオ研究会(8月15日開催)の報告_f0205340_417488.jpg
by douguhoukoku | 2009-09-10 03:49 | ■終了イベントのREPORT